はじめに:「お金が貯まらない」不安
10年前、私はただ漠然と「お金が貯まらない」と感じていました。
何に使っているのか分からないまま、月末には口座残高が不安になる──そんな日々。
特別に贅沢をしているつもりはないのに、お金は減っていくばかり。
そんなとき、ふと思ったんです。
「とりあえず、記録してみよう」と。
そこから、私の10年間の家計簿生活が始まりました。
家計簿10年の“地図”を公開します
私が歩んできた10年間の記録と変化を年表形式でまとめてみました。
まさにこれは、資産1,000万円に到達するまでの“地図”です。
年 | キーワード | 出来事・学び |
---|---|---|
2014年 | 家計簿スタート | 浪費癖に気づき、記録を始める。月2万円以上のコンビニ出費に驚愕する。 |
2015年 | 結婚と節約 | 生活の再構築。冷凍おにぎりで食費を改善させる。 |
2016年 | 子育ての始まり | 第一子誕生。育児費用に直面し、家計簿の記録がますます重要になる。 |
2017年 | 習慣化と気づき | 缶コーヒーをやめる。日常の“無意識の浪費”に気づくようになる。 |
2018年 | 投資の入口 | 初めての資産運用を始める。開設していた楽天証券でiDeCoを開始する。 |
2019年 | 第二子誕生 | 育児により支出が増えるも、記録の力でブレずに対応する。 |
2020年 | 資産1,000万円到達 | 投資と支出管理が功を奏し、大きな節目を迎える。 |
2021年 | 固定費改革 | 通信費・保険を見直し、月1万円以上の節約に成功する。 |
2022年 | 家計のシンプル化 | 不要な銀行口座・クレカ・保険・ポイントカードを断捨離する。 |
2023年 | 最適化の年 | 「家計簿は生活そのもの」だと実感。管理の自動化も進む。 |
資産1000万円に届くまでにやった5つのこと
この10年でやってきたことは、大きく分けると以下の5つでした。
- 無意識の支出に気付く習慣を持った
コンビニ、缶コーヒー、ポイント消費…すべてに「気づくこと」から始まりました。 - 家計簿を習慣にした
最初は週1回、やがて毎晩のルーティンに。寝る前に1分で完了。 - 生活をシンプルにした
モノを減らすことで、お金と心に余白が生まれました。 - 固定費を徹底的に見直した
通信費、保険、サブスク…「何となく払ってるお金」をすべて見直しました。 - 投資を生活に取り入れたをシンプルにした
投資信託、iDeCoなど、小さく始めて、淡々と積み上げました。
まとめ:記録が、お金の不安を小さくしてくれた
私は特別な資格もなければ、もともとお金に詳しかったわけでもありません。
けれども、日々の支出を見える形で残していくことが、少しずつ生活を見直すきっかけになりました。
家計簿を10年続けたことで得た一番の成果は、“不安の正体”が分かるようになったことです。
見える化することで、不安は“対処できるもの”に変わっていきました。
次回からは、そんな変化の始まりとなった2014年のことを振り返ってみたいと思います。
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