はじめに:「積み重ねる」という感覚を、初めて知った
家計簿を始めてから3年。
最初はただスマホに数字を打ち込むだけだった習慣が、
気付けば「何かを変えていた」
この時期、暮らしにはいろいろな変化がありました。
子どもが生まれ、育児にかかる費用や育休中の妻の必要支出も加わりました。
決して支出が少なかったわけではありません。
それでも、お金が残るようになっていました。
大げさな節約をしたわけではありませんでした。
しかしながら、不思議と家計は変わり始めていました。
貯蓄額の推移(2016〜2018)
年 | 年間貯蓄額 | 概要 |
---|---|---|
2016年 | +654,115円 | 家計への意識が芽生え始めた年。 |
2017年 | +1,727,048円 | 育児・帰省・自動車費が増えつつも、大幅な黒字。 |
2018年 | +1,963,396円 | 支出の「質」が変化。記録と意識でお金が残る。 |
3年間の合計貯蓄額:+4,344,559円
家計簿をつけ続けた結果、資産は約2倍に増えました。
決して無理はせず、無駄遣いを極力減らした
この頃はまだ、通信費や保険などの見直しには本格的に取り組んではいませんでした。
子育てや帰省、自動車維持費といった大きな出費もあり、それなりに生活費はかかっていました。
それでも、家計が大きく変わったのは、
「お金を使う前に立ち止まる習慣」が身に付いていたからです。
たとえば、子ども関連の支出にも、無理のない工夫をしていました。
- オムツ用の高機能ゴミ箱(消臭機能付きなど)は使わなかった
- 洋服やベビーチェアは、知り合いの子どもからのお下がりを活用
- 本当に必要なものは買う。でも、不要なものには使わない
「子どもがいるからお金がかかる」と思い込む前に、
自分たちなりに「お金を使う基準」が明確になりつつありました。
記録が、不安を減らしてくれた
日々の家計簿記録は、
「これは使ってよかったお金か?」と、立ち止まるきっかけを与えてくれました。
たとえば――
- 惰性で買っていた缶コーヒー
- なんとなく続けていたサブスク費
- ATMの手数料
そうした支出が、記録することで自然と減っていきました。
一方で、実家への帰省(年3回)、車の維持費、育休中の妻を含む家族の生活費など、
一定の出費はありました。けれども、それらの出費に対しては不思議と不安がなくなりました。
どこに使ったのか、なぜ必要だったのかを、記録を通して把握できていたからです。 毎日の小さな記録が、安心感へとつながっていました。
まとめ:記録を続けたことで、家計が変わっていた
2016年から2018年の3年間で、貯蓄は約430万円増えました。
けれども、それ以上に大きかったのは、
「家計が赤字ではない」「支払いには困らない」という日々の安心感でした
記録を続けることを通して、 暮らしが静かに変わっていきました。
この小さな積み重ねが、
やがて訪れる2020年――資産1,000万円を突破する年への、確かな「土台」となりました。
次回は、2020年。
コロナ禍、投資との出会い、そして急成長した1年を振り返ります。
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